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ピルの世代や特徴、黄体ホルモンの種類などを解説しています

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避妊や生理周期のコントロール、生理に関わるマイナートラブルや症状の改善を目的に、低用量ピルを服用している方が増えています。

初めて低用量ピルの服用を検討する方の中には、「どの低用量ピルを選べばいいのか?」と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。

低用量ピルには種類によって、効果や目的が異なります。この記事では、低用量ピルの種類や違い、特徴を詳しく解説します。 自分に合った低用量ピルを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

低用量ピルと服用する目的について解説します

低用量ピルは、避妊目的で開発された薬剤ですが、現在では生理周期の調整や生理前症状の軽減、月経痛の緩和、ニキビ治療などにも使用されます。第一世代から第四世代までの低用量ピルが開発され、それぞれに特化した効果があります。

低用量ピルを選ぶ場合は、自分が求める効果に合わせて、適切な世代を選ぶことが重要です。例えば、生理痛の緩和を目的とする場合は、第二世代の低用量ピルが効果的であるとされています。

一方、ニキビ治療を目的とする場合は、第三世代の低用量ピルが適しているとされています。

低用量ピルは、服用によって副作用が発生する可能性もあるため、医師の指導のもとで正しい使い方をすることが大切です。

適切な低用量ピルを選び、適切な使い方をすることで、生理周期のコントロールや生理に関する問題を解決することができます。どの低用量ピルを選ぶか迷った場合は、世代ごとの特徴や違いを比較参考にして下さい。

【第一世代】のピルの特徴と期待効果について

【第一世代】のピルの特徴と期待効果については

  • 第一世代の低用量ピルは、ノルエチステロンという黄体ホルモンが配合されています。
  • 生理時の出血量を抑えたり、生理痛を和らげる効果が期待できます。
  • 月経困難症の改善にも用いられます。
  • 子宮内膜症の治療にも効果があります。
  • ニキビや肌荒れを改善する副作用があり、美容目的での使用も見られます。
  • 不正性器出血、悪心、頭痛、浮腫み、過敏症、発疹などの副作用が現れる可能性があります。
  • 不正性器出血が起こりやすいとされています。

ということが挙げられます。

【第一世代】のピルの種類

  • シンフェーズ
  • フリウェルLD
  • ルナベルLD/ULD

【第二世代】のピルの特徴と期待効果について

【第二世代】のピルの特徴と期待効果については

  • 第二世代の低用量ピルには、レボルノゲストレルという黄体ホルモンが配合されている。
  • 第二世代の最も大きな特徴は、全ての低用量ピルが3相性である点である。
  • 第一世代の低用量ピルよりも自然なホルモンバランスを再現し、ホルモン配合量が少なくなったため、副作用が現れにくくなった。
  • 主な副作用として、頭痛、下腹部痛、乳房の張り、悪心、嘔吐、息切れ、過敏症、発疹、じん麻疹、肝機能異常、浮腫、不正性器出血、体重増加などが起こりやすいとされている。
  • 一部の人はレボルノゲストレルを服用することによって男性ホルモンが活性化し過ぎるといった副作用(体臭が強くなる、多毛になるなど)を感じることがある。
  • 第二世代の低用量ピルでも血栓症のリスクを持つ薬であり、実際に重大な血栓症の副作用症例が報告されているため、極めて稀な確率であっても把握しておく必要がある。

ということが挙げられます。

【第二世代】のピルの種類としては

  • トリキュラー
  • アンジュ
  • ジェミーナ
  • ラベルフィーユ

【第三世代】のピルの特徴と期待効果について

【第三世代】のピルの特徴と期待効果については

  • 第三世代の低用量ピルには、デソゲストレルが配合されている。
  • 一相性であり、男性ホルモンの抑制効果が高いため、にきびや多毛症の改善に期待できる。
  • エストロゲン配合量が減少しており、胸の張りや頭痛などの副作用が起こりにくいと言われている。
  • 副作用としては、頭痛、悪心、視力障害、過敏症、発疹、肝機能異常などが報告されている。
  • 長期服用による性欲減退や抑うつ症状の症例も報告されている。
  • 血栓症リスクが高くなる可能性があるとされており、実際に報告された症例がある。
  • 科学的な根拠はまだ確立されていないが、デソゲストレルが血栓症リスクを上昇させる可能性が指摘されている。

ということが挙げられます。

【第三世代】のピルの種類としては

  • マーベロン
  • ファボワール

【第四世代】のピルの特徴と期待効果について

【第四世代】のピルの特徴と期待効果については

  • 第四世代ピルは、ドロスピレノンという黄体ホルモンが配合された「超低用量ピル」です。
  • 避妊効果が期待できる最小限のホルモン配合量で製造されているため、副作用が比較的起こりにくく、授乳中や35歳以上の人でも服用できます。
  • 利尿ホルモンが主要ホルモンとして配合されており、浮腫みが起こりにくく、体重増加も起こりにくい低用量ピルです。
  • 現在、第四世代ピルは保険適用としてのみ処方されており、避妊を目的とした処方は受けられません。
  • 主な副作用としては、頭痛、悪心、不正出血、下腹部痛などが挙げられます。
  • 重大な副作用症例として血栓症が報告されています。
  • 第三世代ピルと同じく、血栓症の原因はまだ解明されていません。
  • 第四世代ピルを服用中は、体調の変化に注意し、定期的な健康診断を受けることが大切です。

ということが挙げられます。

【第四世代】のピルの種類としては

  • ヤーズ
  • ヤーズフレックス
  • ドロエチ配合錠

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